Department of Genomic Drug Discovery Science
薬理ゲノミクス・ゲノム創薬科学分野
研究室概要
2003年、約32億塩基対からなるヒトゲノムの塩基配列を決定されてから20年以上経ちました。しかしながら、塩基配列が明らかにされても、これらがどのような遺伝子を意味しているか、それぞれの遺伝子が細胞の中でどのような働きをしているかということなど、まだまだわからないことがたくさんあります。
ゲノム創薬とはゲノム情報を利用して、新しい薬やより効果の高く副作用の少ない薬を開発する分野です。薬理ゲノミクス・ゲノム創薬科学分野では、細胞膜に存在し生体反応で重要な役割を果たしているGタンパク質共役型受容体(GPCR)や、網羅的な遺伝子解析手法として脚光を浴びているマイクロアレイ、RNAシークエンス技術、そしてゲノム情報をはじめとした多くの情報を解析するために必要なバイオインフォマティクスを中心に研究を行っています。